The diary in Chianti (130.5KB)
キャンティの丘で、飲んで食べて描きました
キャンティはトスカーナ州の中央にあります。若隠居の大好きなワインとスケッチにおあつらえの場所です(^o^)
イタリアの田舎を存分に味わってきました。
(まずは列車の中で一杯!)

抜けるような青空の下にはパッチワークのように広がるぶどうとオリーブの畑。糸杉の影が若隠居の絵心を誘います。

ワイン祭は楽団に合わせて村人?の行進で始まります。

ワイン祭り


ぶどう畑をつなぐキャンティ街道はフィレンツエからシエナまで続いています。9月から10月にかけてぶどうの収穫が終わると各地で「ワイン祭」が催されます。さっそく有名なグレーヴェのワイン祭にでかけてみました。

好きなワインをいくらでもテースティングできます。ちょっとしたおつまみもあり話しがはずみます。

ワインの試飲
祭の入場券を買うと大きなワイングラスとガッロ・ネロの台紙をくれます。ガッロ・ネロはキャンティ地方のブランドワインのシンボルマークです。これさえあれば何百とあるワインを自由にテースティングできるので〜す♪
キャンティクラッシコのシンボルマーク
ガッロ・ネロのおはなし
時は中世。フィレンツエとシエナが激しく争い、領土分割交渉が難航。そこで、朝一番鳥の鳴き声を合図に双方から戦士を出発させ、両者が出会った場所を境界線に決めることになりました。 フィレンツエは軍隊のシンボルであるガッロ・ネロ(黒い雄鶏)、シエナは普通の鶏を選定。フィレンツエ側はガッロ・ネロに餌を与えなかったので、空腹のため夜明け前に鳴き声をあげました。そのためフィレンツエの戦士はシエナより数時間早く出発でき大きく領土を獲得したのです。両者が出合った場所に今も砦が残り、醸造所もあるといいます。
〜世界テロや報復戦争なんてやめて、中世にもどれないものかな〜。

キャンティ街道

このあたりはイタリアでも最大を競うぶどう畑が広がっています。日本とことなり、ぶどうの木は上に向かって大きく育て、鉄線で固定してあります。

ワインの里、キャンティ

中世から近世にかけキャンティ地方は名門
貴族によるワイン造りの拠点となりました。
       
こだわりのオリーブオイル
後ろに写っている古い農家を描かせてもらいました。ぶどうが終わるとオリーブの収穫です。スケッチの帰りに自家製のオリーブオイルを頂きました。美しい緑色でそのままでもサッパリしており飲めます。サラダにかけるだけでも美味しくいただけます。キャンティの人々が自家製にこだわる理由をこの味で知ることができました。
ちょっと変わったおいしいワイン@
グラッパ

ワインを造った搾りかすのぶどうを再利用して造ります。無色透明の酒で、アルコール度数が45度以上あります。トスカーナが発祥の地だそうで、焼酎がわりに毎晩飲みましたヨ。(真ん中がグラッパ、左はキャンティクラッシコ、右はトスカーナワイン)


ちょっと変わったおいしいワインA

ヴィンサント
別名「聖なるワイン」とも呼び、食後にデザートと一緒に飲む甘いワイン。収穫したぶどうを数週間棚で干して糖分を高め、樽で8〜10年かけて熟成させます。トスカーナではこれにカントゥッチーニという硬いビスケット風の菓子をひたして食べるのが粋なんです。
(私しゃ、別々に飲み食いしましたけどネ)
なによりうまい!手造りワイン

イタリア人のご家庭に招かれた時、親元から送ってきた手造りワインを飲ませていただきました。ミネラル水のビンに入っていたのですが、コクがあり香りがあり色もよくアルコール度数もしっかり…ウウッツ!うまい!日本語で感激の声が思わず飛び出しました。(ブォーノ!)
キッスの習慣はワインから?

古代ローマ時代にさかのぼりますがワインは超貴重な飲み物で、財産としても認められていました。女性はワインを飲むことを禁じられていました。ある時、あらぬ噂が男たちの間に流れました。「主人が出て行くと妻たちがこっそりとワインを楽しんでいる」というのです。男たちは一計を考え、帰宅した主人はいかにも妻に会いたかったことを表現するために、口と口を軽く合わせたのです。ワインを盗み飲みしておれば味や匂いですぐに分かるから…。その効果の程は定かではありませんが、挨拶としてのキッスはここから始まった、というイタリアのお話でした。
                                     

左から、極安テーブルワイン(1g80円)、ワイン祭のグラス、グラッパ、手造りワイン、キャンティワイン、頂いたオリーブオイル、香草ローズマリー、普通の水道水
最後までお付き合いいただきありがとうございました ■index